今日は、僕が今住んでいる、インドのバンガロールの気候について紹介しよう。

まあ、タイトルでも書いた通り、僕が住んでいるバンガロールは、案外涼しい。

なぜ、インドなのにそんなに涼しいのかというと、海抜約900mという高原地帯にあるからだ。

では、冬は結構寒いのかというと、最も寒い12月の平均最低気温が15.4度。

ちなみに、最も暑いのは4月で、平均最高気温が32.8度。

ちなみにちなみに、僕の地元の福岡と比較してみると、、。

福岡が最も寒い1月の平均最低気温が、3.5度。

最も暑い8月の平均最高気温が、32.1度だ。

つまり、MAXで暑いときで、福岡の真夏と同程度。

寒いときで、福岡の10月くらいの感覚だ。

こうみるだけで、年間を通してかなり過ごしやすい気候ということがお分かり頂けるだろう。

しかもだ、最初にも書いた通り、今5月で結構暑い時期のはずなのに、案外涼しいのだ。

まあ、もちろん、炎天下ではかなり強い日差しが降り注いでいるので、暑いのは暑い。

ただ僕は、炎天下で長時間労働をしているわけではないので、炎天下の暑さはあまり問題にならない。

重要なのは、室内温度だ。

そう、ここインドでは、室内に入ってしまえば案外涼しいのだ。

僕が通っている学校にも、自宅の部屋にもクーラはついてないが、それでもそんなに問題ない。

天井に付いてるファンが回っているだけで、十分に涼しいのだ。

なぜこんなにも、涼しく感じるのかというと、やはり湿度による要因が大きいと思う。

ところで、なんで湿度が低いと涼しく感じるのか知ってますか?

って、なんか偉そうに上から目線で書いてみたけど、僕もさっき調べました。笑

■まず、湿度とは?

湿度とは、大気中に含まれる水蒸気量を数値で表したもの。

『ん~、なんかよく分からんな~。』

と思ってたら、少しずつ中学校の理科で習ったことを思い出して来た。

気温によって、大気中に含むことの出来る水蒸気量が決まっている。

その気温で、大気中に含むことの出来る、最大の水蒸気量のことを、飽和水蒸気量という。

この飽和水蒸気量を100として、現在大気中に含まれている水蒸気の度合いが湿度だ。

で、例えば湿度30%だったとしたら、あと70%の水分を大気中に移動させられるってことだ。

湿度にしろ、温度にしろ、あらゆるものは高い方から低い方へ流れ、一定になろうとする。

だから、湿度が低ければ、水分が蒸発しやすくなる。

水分が蒸発するときに、周りから気化熱を奪う。

人間の身体でいうと、汗が蒸発すれば、体温が下がるということだ。

湿度が低ければ、体温を下げる機能が働きやすくなる。

一方、湿度が高ければ、それ以上なかなか大気に水分を含むことが出来ない。

つまり、水分が蒸発しづらくなる。

当然、汗も蒸発しない。

すると、体温も下がらない。

汗は、蒸発せずに身体にまとわりつく。

その汗に、衣類がまとわりついてくる。

これが、かなりの不快感を生む。

この状態が、蒸し暑い、暑苦しいという状態だ。

だから夏は、湿度が低い方が快適で、湿度が高い方が不快に感じるってことだ。

ちなみにここで、『気化熱を奪う』って、なんなんだよ?

って疑問が出て来たので、またちょっと調べてみた。

なんかだんだん、インドの気候と関係ない方向に行ってるが、、、まあいいや。

■『気化熱を奪う』って一体何なんだ?

ってことを調べてみると、まず熱とは何なのか、という所に辿り着いた。

熱とは、分子の運動エネルギーの総和である、らしい。

つまり、温度が高いとは、分子の運動のスピードが速いということ。

で、水の中の水分子達も、激しく動き回ってるんだけど、分子間の引力とか、大気圧とかで繋がりを保ってる状態が、液体の状態。

その繋がりを断ち切って、自由に動き回ってる状態が、気体の状態。

運動のスピードが遅くて、がっちり繋がってる状態が、固体の状態。

ここで、50度の水があったとする。(50度だったらお湯だけど)

一見落ち着いて見えるこの水の中でも、水分子達は激しく動き回っている。

しかも、全ての水分子が50度のスピードで動いているのではなく、ある水分子は90度のスピードで、ある水分子は10度のスピードでと、それぞれバラバラの速度で動いている。

温度計に表示される温度は、その平均値だ。

で、水分子達はそれぞれ、ビリヤードの玉のようにぶつかり合う。

このとき、速い分子とぶつかればより速くなり、遅い分子とぶつかれば速さを奪われる。

これが、大気と接している部分で行われるとき、一時的に水を結合している力よりも速いスピード(100度)に達する分子が出てくる。

これが蒸発だ。

つまり、周りに速いスピードを伝える分子がいなくなる、ということが、気化熱を奪うということなのだ。

ってことで、気化熱を奪うことによって体温を下げる、という人間の身体の仕組みも、だいぶ理解出来て来たんじゃないかな。

ここまで書いたら、最初何書きたかったのか分からなくなって来た。。

そうそう、インドは案外暑くなくて快適だよ、って話だった。

ちなみに僕は今まで、インド、台湾、韓国のソウル、北海道など色々な所に住んで来たけど、一番暑かった所と、一番寒かった所はどこかって言われると、確実に福岡の実家だな。

僕の実家は、福岡の盆地なので、夏は暑くて冬は寒い。

しかも、インドや台湾等の南国は、暑くならないような家の作りしてるし、ソウルや北海道等は、寒くならないような家の作りになってる。

でも、うちの実家は、どちらも中途半端。

だから、夏も冬も、ものすごく住みづらいのです。

以上、色々横道それたけど、インドは案外涼しくて住みやすいよ、って話でした。