とうとう、悪名高きあのインドへ行く日になった。

『いつかインドへ行きたい!』

そう思い始めてからどれくらい経っただろうか、、?

っていうか、そもそもなんでインドに行きたい、と思うようになったのか、もう一度思い出してみよう。

人が、何か『欲しい!』とか、『やりたい』と思う願望。

この願望は、天から急に降ってくるものではない。

人の願望には、必ず何かしらのきっかけがある。

そして、そのきっかけというのは、多くの場合は人から聞いた話だったりする。

僕が

『インドに行ってみたい!』

と、リアルに考えるようになったのは、とあるリゾート地で働いていたときの同僚に、インドの話を聞いてからだ。

その同僚は、インドに住んだ事のある女性だった。

彼女から、インドの魅力について聞いて以来、僕の中でインドは、”いつかは行かなければならない場所”になった。

インドの魅力について、どんな話を聞いたのかは思い出せない。

が、一言で言うと、『インドはヤバい』という一言に尽きる、という印象だけは残っている。

それから時が経ち、そろそろ英語の勉強をしようということで、フィリピン留学を思いついた。

『でもフィリピン留学って、なんか最近ありきたりな気がするな~。

どうせだったら、あまり人が行かないような所で英語留学したい。

あ、そうだ!

この際だから、前々から行きたかったインドで英語勉強しよう!』

ということで、インド留学を決めた。

インド行きが決まってから、元同僚の女性に、

『遂にインドに行く事になりました~。』

ってことを言ってみた。

すると、こういう反応が返ってきた。

「インドはぜひ行ってみてほしい所だけど、私の母性としてはあまりお勧め出来ない所かな。。」

その反応を見たときに、僕の中のインドのイメージが固まった。

『インドとは、インド好きが他人にお勧めしたくない国である』

人に例えると、愛すべきキャラなんだけどめっっちゃムカつく奴、といった所だろうか。

とりあえず、一筋縄ではいかない所だという事だけは、色んな旅人から伝え聞いた。

とにかく、油断だけはしないように、気を引き締めてさあ出発だ!