登山道具って高いですよね。
ちゃんとした物を一式揃えようと思ったら、30万くらい掛かってしまいます。
確かに、高い分機能は素晴らしいです。
ただ、
「今後使うかどうか分からないものにそんな大金使いたくない!」
という気持ちは分かります。
そこで今回は、年間数十万円登山道具に使うプロのガイドが、試行錯誤の末に辿り着いた、最もコスパのいい登山用品の揃え方を伝授します。
ズバリ
『登山初心者が揃えるべきコスパ最強の超快適登山装備』
です。
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⑦た
■登山三種の神器はレンタル
登山三種の神器と言えば、登山靴、ザック、レインウェアです。
この3つはしっかりしたものを揃えたいところですが、ある程度ちゃんとしたものを買おうと思うと、この3つだけで6万円以上は掛かってしまいます。
「そんなにお金を掛けたくない!」
そんな時は、レンタルしちゃいましょう。
屋久島には、登山用品のレンタルショップがあり、4千円もあれば全てレンタル出来ちゃいます。
今後登山を始める予定の方にも、一度レンタルを利用することをオススメします。
登山用品店で試着するだけでは、機能の善し悪しは分かりません。
一度実戦で登山用品の機能を体験してからの方が、いい登山用品を選ぶ際の基準が出来るので、失敗しない買い物が出来る様になります。
■アウターよりインナーに金を掛ける
さて、ここが今回の話の肝です。
見た目から入る、なんちゃってハイカーが最も失敗するところでもあります。
パッと見イケてる山ボーイ、山ガールに変貌した登山初心者が、トレッキング の途中で顔をしかめる所を何度となく見て来ました。
「あんなに金掛けて揃えたのに全然快適じゃない、、、。」
と。
では早速いってみましょう、アウターに金を掛けすぎてはいけない理由。
(ちなみにアウターとは、外側に着る服のこと。フリースやダウンジャケットなど)
①登山中常に身につけているものではない
②安いものは数千円から、高いものは5万円以上と、ピンキリの値段の幅が大きい
③良いものを揃えようと思うとキリがない
アウターは基本、寒ければ着る、暑ければ脱ぐものです。
せっかく買った数万円のダウンジャケットも、当日予想以上に暖かければ、ずっとザックに入れっぱなしになります。
また、値段が上がるほど、基本的には性能も良くなりますが、登山初心者にそんな高性能なものが必要なのか、という問題もあります。
極寒の雪山や、過酷な縦走で1gでも荷物を軽くしたい、そんな登山家のための高価格、高性能な商品。
屋久島の縄文杉や白谷雲水峡のトレッキング 程度では、そこまでのスペックは正直必要ありません。
季節や、その日の天候にもよりますが、ユニクロのウルトラライトダウンなんかでも十分です。
アウターは、パッと見で山やってる感を出せるポイントではありますが、コスパ重視であればあまりお金を掛けるべきところではありません。
■インナーに金を掛けるべき理由
①登山中常に身につけておくもの
②安くて千円から、高くても1万円しない
③ちょっと良いものを買うだけで快適性が劇的に変わる
(ちなみにインナーとは下着。アンダーシャツやスパッツなど)
インナーは、登山開始から終了まで、基本的にずっと着替えず身につけておくものです。
なので、インナーが快適かどうかは、登山の快適性に直結して来ます。
インナーも、値段が上がるほど、基本的には性能も良くなりますが、どんなに高いアンダーシャツでもせいぜい9千円程度。
6千円も出せばかなり性能のいいアンダーシャツを買うことができます。
■アンダーシャツはとにかく良いものを買うべき
上りは汗だく、下りは汗冷えでガタガタ震えてるのに、ずっと涼しい顔をして歩いている人がいます。
そんな人を見ると、
「自分とは身体のつくりが違うんだろうなあ、、」
と思うかもしれませんが、実はいいアンダーシャツを着てるかどうかの違いだけです。
いいアンダーシャツは、汗を効率よく発散してくれます。
汗は蒸発する時に熱を奪ってくれます。
効率よく汗を発散するシャツは、着てるだけで涼しく感じられるのです。
また、すぐに乾くので、休憩中に汗冷えすることもありません。
■意外と見落としがちなソックスも良いものを揃えよう
「靴下なんか普段着ので大丈夫だろう。」
登山初心者だと、そう思ってしまうかもしれませんが、靴下こそしっかりとした登山用のを使うべきです。
登山用の靴下を使うべき理由
①保温性がある
②クッション性がある
③蒸れない
④耐久性がある
⑤ずれない
登山用の靴下は、硬い登山靴を履いて長時間歩いても、痛みや疲れ、ズレが起きづらくなるよう作られています。
また、分厚い登山靴を履いていても、足が蒸れません。
そのため、足の臭いもかなり抑えられます。
また、耐久性も優れているため、なかなか穴があきません。
3足千円の安い靴下だと、4、5回縄文杉に行けば穴が空いてしまうでしょう。
登山用の厚めの靴下だと、100回くらいは平気でもちます。
良い登山用の靴下でもせいぜいせいぜい2千円程度。
20倍の耐久性があると思えば、コスパもかなり良いと思います。
■予算に余裕があるならズボンも登山用のものを
登山用のズボンを履くべき理由
①保温性、保冷性がある
②ストレッチ性がある
③蒸れない
④速乾性がある
たまにジーパンやチノパンで来られる方がいますが、これは登山には最悪です。
蒸れる、乾かない、ストレッチ性がないの三重苦です。
蒸れたり乾かなかったり、体温調整が上手くいかないと、余計な体力を奪われます。
また、ストレッチ性がないズボンを履いて山道を登るのは、ただでさえキツイ登山中に、余計な筋トレをしているようなものです。
ズボンは、シャツや靴下よりは多少値が張りますが、1万円も出せばちゃんとした登山用ズボンが手に入るので、予算に余裕がある方は良いものを選びましょう。
●まとめ
『登山初心者が揃えるべきコスパ最強の超快適登山装備』
■登山三種の神器はレンタル
■アウターよりインナーに金を掛ける
アウターに金を掛けすぎてはいけない理由
①登山中常に身につけているものではない
②安いものは数千円から、高いものは5万円以上と、ピンキリの値段の幅が大きい
③良いものを揃えようと思うとキリがない
■インナーに金を掛けるべき理由
①登山中常に身につけておくもの
②安くて千円から、高くても1万円しない
③ちょっと良いものを買うだけで快適性が劇的に変わる
■意外と見落としがちなソックスも良いものを揃えよう
登山用の靴下を使うべき理由
①保温性がある
②クッション性がある
③蒸れない
④耐久性がある
⑤ずれない
■予算に余裕があるならズボンも登山用のものを
登山用のズボンを履くべき理由
①保温性、保冷性がある
②ストレッチ性がある
③蒸れない
④速乾性がある